奈良市が「自宅療養キット」提供へ
2020年12月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は、新型コロナウイルスの影響で自宅療養が必要になった市民を対象に、日用品やレトルト商品などの「自宅療養キット」を提供すると発表した。
市は8日に新型コロナの対策本部会議を開き、感染状況の警戒レベルを「感染漸増段階」の「ステージⅡ」から「感染急増段階」の「ステージⅢ」に引き上げた。市医療政策課によると、県内の重症病床使用率が25%を超えたことが引き上げの理由。市主催のイベントは原則中止とするが、教育関係などの業務に変更はない。
県では、軽症者や無症状者を含むすべての感染者を入院か宿泊療養としているが、市は医療機関への負担を減らすため、県と調整した上で、軽症や無症状の感染者の自宅療養を始めることも検討したいとしている。