燃料電池車「MIRAI」お披露目 奈良トヨペット
2020年12月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
トヨタ自動車が全面改良した燃料電池車のセダン「MIRAI(ミライ)」を9日に発売したのにあわせて、県内でも奈良市の奈良トヨペット南京終店で発表会が開かれた。
燃料電池車は水素が燃料で、酸素との化学反応による発電でモーターを回して走行する。二酸化炭素を排出せず「究極のエコカー」と呼ばれる。
9日の発表会で奈良トヨペットの菊池武之祐社長は「水素社会の実現は炭素社会からの転換となり、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できる」と話した。県内初となる水素の供給ステーションは、来年4月に奈良市大安寺のカー用品店「ジェームス奈良大安寺店」の敷地にオープンする予定。
ミライは平成年に世界で初めて市販された燃料電池車として知られ、今回が初の全面改良。吸入した空気をきれいにして排出する清浄システムなど最新の環境技術を取り入れた。
希望小売価格は710万円からで、エコカー減税や補助金などの優遇が適用されるという。