橿原神宮、境内を一方通行 コロナ対策で 大みそか~1月3日
2020年12月20日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
例年多くの初詣客が訪れる橿原神宮(橿原市)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大みそかの31日午後11時から来年1月3日午後7時まで境内を一方通行にすると発表した。
神宮には例年110万~120万人の初詣参拝者が訪れるが、境内を一方通行にする措置は今回が初めて。
初詣のために近鉄橿原神宮前や橿原神宮西口、畝傍御陵前の各駅を降りた人は表参道を進み、南神門から入場。外拝殿を通って内拝殿前で参拝した後は、北神門から退出する。
北神門からの入場や南神門からの退出はできず、外拝殿や内拝殿付近にはコーンを置いて参拝路をつくり、警官や警備員が誘導を行う。
今年までは両神門からの入退出が可能だったが、来年は入退出でかなりの遠回りを求められ、橿原神宮前駅を利用する人は1㌔以上の遠回りになるという。
距離を保って拝めるよう、さい銭箱も約2倍の幅とする。神宮では「参拝者が向かい合うような状態をできるだけ避けるための措置。他の人とも距離を取り、安心・安全の初詣をお願いします」としている。