二階堂高校に灯籠「地域の人楽しんで」
2020年12月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理市の県立二階堂高校で、校内を灯籠のほのかな明かりやイルミネーションで装飾する「二階堂フェスタ」が開かれている。
同校では、毎年11月に天理駅前で、市内の飲食店の屋台を集め、クーポンを発行して買い物や食べ物を楽しんでもらうイベントを開催していたが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため中止に。代わりにフェスタを開催することになった。
「少しでも地域の人に楽しんでもらえたら」。フェスタを企画した実行委員の同校3年の福岡舞さん(18)は話す。灯籠には、市内の企業や病院、老人ホームなどを回り、願い事を書いてもらった。灯籠の組み立ても一から行った。
「絵がうまくなりたい」「家族で旅行にいきたい」「コロナがなくなりますように」。毛筆、絵具、色鉛筆やクレヨンなどで書かれた願い事はさまざま。人気漫画のキャラクター付きのものもある。
福岡さんは「お祭りのようなにぎやかさはないが、地元の人と触れ合う機会が増えたのがうれしい」と話している。
フェスタは24日まで。午後4時半~6時。