荒井知事 今年の漢字「鐶」
2020年12月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
荒井正吾知事は年内最後となる23日の定例会見で、新型コロナウイルス対策に追われた1年を振り返り、「大げさに言えばコロナと人類との戦いになっている。奈良でできることはディスタンスをとって感染しない、させないこと」と話し、改めて県民に注意を呼びかけた。
来年については「まだコロナが続くと思う」とした上で、「若者の流出を食い止め、防災対策などを確実なものにして奈良のこれからを形づくる年にしたい」と期待を込めた。
今年を表す漢字は、新型コロナにちなみ「鐶」を選んだと発表。中国でコロナを「冠状病毒」と表記することから荒井知事は「日本の漢字を当てた」と説明し、「鐶は金属の輪のこと。輪のようにわれわれは協力してコロナに対応するという前向きな意味を込めた」と語った。