古代吉野の謎に迫る一冊
2021年01月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良・吉野に興味を抱く人らでつくる「古代吉野を見直す会」(富田良一会長、10人)が、吉野の古代史を総合的にとらえた著書「神仙境吉野の謎に迫る壬申の乱と修験道の誕生」(京阪奈情報教育出版)を発刊した。
同書冒頭の「古代吉野へのいざない」では、「斉明天皇が吉野・宮滝の地に『吉野宮』を創設したのはなぜか」「壬申の乱の前、大海人(おおあま)皇子(天武天皇)が吉野に逃れたのはなぜか」など点の謎を列挙。これらを解き明かそうとするのが狙いとしている。900円(税別)。