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極楽橋、再建まじか 3月に公開


 昨年3月に始まった郡山城の本丸の天守曲輪と毘沙門曲輪をつなぐ極楽橋の再建工事がほぼ完了し、今年3月に一般公開される予定だ。
 極楽橋は空堀を越えて本丸に登城する正式な橋とされ、藩主らが渡る最上位の格式を誇る建造物だった。「郡山城史跡・柳澤文庫保存会」の寺前良昭・常務理事は「ようやく正しいお城のルートができる。郡山城は築城当時の石垣が古く残っていることから、極楽橋がかかることによって、当時の面影を残す新たな城のランドマークになるはず」と期待を寄せる。
 極楽橋が取り壊された時期は明治6年の廃城令とされるが、過去の絵図や発掘調査から、1600年代半ばの正保年間には現存していたとみられる。
 再建される橋は、橋長約㍍、幅約5・5㍍の反り橋。主要部材の芯には鉄骨やステンレスなどを用いて、吉野産のヒノキで覆う構造にした。
 追手門や郷土資料を集めた図書館「柳澤文庫」から天守台方面への移動も便利になり、城跡内の回遊性も高くなるという。
 平成28年に旧郡山藩ゆかりの篤志家から、橋再建を目的とした3億円の寄付を受け、再建計画が具体化した。
 同年11月には「郡山城極楽橋再建・白沢門櫓台整備委員会」を設立。天守曲輪と毘沙門曲輪一帯の発掘調査、石垣の積み替えなどを経て、昨年3月から再建工事に着手、足場の解体作業は終わった。
 「多くの人に郡山城のすばらしさを体験してもらいたい」と寺前さん。今年3月12日には、渡り初め式が開催される予定だ。
 柳澤文庫では極楽橋再建にあわせて、郡山城図をまとめた展覧会「郡山城図に見る郡山城の変遷(後半)」を、今年5月9日まで開催中。幕府に送った修復願書「大和国郡山城破損之所々図」(東京大学史料編纂所蔵)、城主の子弟・一門らが住む屋敷として造営された「緑曲輪」(豊田家文書、大和郡山市蔵)の絵図などを展示している。一般300円。(祝日以外、月・第4火曜休館)

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