70代以上の感染者全体の15% 死亡率7・4%
2021年02月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
1月22日までの過去1年間に県内で確認された感染者約2800人のうち、70代以上は434人(約15%)に上る。死者は32人で、すべて70代以上だった。高齢者は重症化しやすい結果が如実に表れており、県は「家族を守るためにも家庭内で感染を広げないよう注意してほしい」としている。
県のまとめによると、昨年7~10月の感染者は20代の若者が35%を占めるなど、現役世代の感染が多い傾向にあった。ところが同11月以降、高齢者の感染が増加し始め、年末から年始にかけて介護施設などでクラスター(感染者集団)が頻発したことなどもあり、感染者に世代差がなくなりつつある状況になって
また、過去1年間で重症となった人(死亡含む)は90人で、70代以上は4分の3と大多数を占めている。 県内での2次感染の約半数は家庭内で起きていることから、県は感染リスクが高い場所に立ち寄った際は、帰宅後すぐに着替えたりシャワーを浴びたりするほか、食事や寝室は家族と別々にしたりするなど対策の徹底を県民に呼びかけている。