唐招提寺で5、6日に開山忌舎利会
2021年06月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
唐招提寺(奈良市)で同寺を開いた鑑真和上をしのぶ「開山忌舎利会」が5、6日に営まれる。新型コロナウイルス感染対策のため、鑑真和上坐像(国宝)を開扉する会場では、入場者数の制限などを行う。
鑑真は中国・唐の高僧で、奈良時代に苦難の末に来日し、戒律を伝えた。開山忌舎利会は鑑真の命日(6日)に合わせ毎年営まれている。
6日は午後1時から講堂で法要があるが、堂内には入れない。同3時からは高岸輝・東京大大学院准教授の講演を動画で配信する予定で、同寺のホームページから視聴できる。
鑑真和上坐像の開扉は新宝蔵で5~7日の午前9時~午後4時。通常拝観料1千円と特別拝観料500円が必要。問い合わせは、唐招提寺(0742・33・7900)。