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秘伝のレシピで感動のから揚げ再現 


マリオフーズを受け継いだ諸岡賢治さん(左)と妻の千恵子さん=奈良市


 昔ながらの風情が漂う弁当販売店「マリオフーズ」(奈良市)。その店主、諸岡賢治さん(50)は、実は店の元常連客だ。カリカリでジューシーな鶏の唐揚げに感動し、秘伝のレシピとともに、30年以上続いた老舗店を平成27年に受け継いだ。
 出会いは23年前にさかのぼる。当時勤めていた会社の後輩に紹介されて食べた弁当の唐揚げが「むちゃくちゃおいしくて。衝撃を受けた」。それ以来足しげく通うようになった。
 ところが店は26年7月に閉店。「テナント募集中」の看板を目にした諸岡さんはその瞬間に「店をなくしてはならない。自分が継ぐしかない」と決意したという。
 そこからの行動は早かった。店主に「マリオフーズを継がせてほしい」と直談判。しかし、店主は妻と幼い3人の子供がいる諸岡さんに「今の仕事を続けた方がいい」と諭し、首を縦に振らなかったという。それでも諸岡さんの決意は変わらず、三度の説得で承諾を得て、27年3月にマリオフーズを復活させた。
 目玉は「ジャンボからあげ弁当」(580円)。鶏のモモ肉を調味料とともに長時間こねて冷蔵庫で丸一日寝かせ、衣をつけて8分間じっくり揚げる。かつてほれ込んだ、外はカリカリで中がジューシーな唐揚げの完成だ。
 新型コロナウイルスの影響で、イベントでの大口注文がなくなり「売り上げは厳しい面はある」。一方で個人の客は増えているといい、「新しい味の唐揚げにも挑戦したい」と意気込む。
 「ゆくゆくは店を拡大し、もっと多くの人に食べてほしい」。大きな目標に向け、600個近くの唐揚げを揚げる毎日だ。
 ◇
 弁当の問い合わせはマリオフーズ(0742・22・7880)。

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