夜の「奈良町」で雅楽や能、狂言を鑑賞 外国人限定イベントも 24日から
伝統的な町家を多く残す奈良町(奈良市)で、日本の伝統芸能を気軽に楽しめる「ならまちナイトカルチャー」が、24日から開催される。雅楽や能、狂言が500~千円の低価格で鑑賞できるうえ、外国人限定の三味線体験などの催しも初めて行われる。
奈良市内では夜の早い時間帯に閉店する飲食店が多いため、新たなイベントで観光客に夜を楽しんでもらおうと、市が平成20年から毎年開催。今回からは外国人限定で「三味線」「墨遊び書とすずり」「楽彫り工芸」の体験イベントを開き、外国人観光客のリピーター獲得を目指す。英語の通訳を配置し、日本語が分からなくても体験を楽しめるようにする。
また、一般向けの催しでは、4月に古民家を改修してオープンした「奈良町にぎわいの家」を初めて活用。狂言や座敷舞を落ち着いた雰囲気の中で鑑賞することができる。
一般向けとしては今月25日から11月6日の午後7時~8時にさまざまな催しを開催。同市総合観光案内所でチケットを先行販売している。問い合わせは市総合財団ならまち振興事業部門(☎0742・27・1820)。
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