子供の自殺防ごう 24日に教職員向け講演会
自殺防止に取り組む社会福祉法人「奈良いのちの電話協会」は24日、教職員や保護者らを対象に、子供の自殺を防ぐための講演会を奈良市の県文化会館で開く。
四天王寺学園小・中学校カウンセラーで、臨床心理士の阪中順子さんが「子どものいのちの危機に向き合って」をテーマに講演。見落としやすい子供たちの無言のサインに気付くにはどうすればいいかについて解説する。
奈良いのちの電話協会によると、今年の5~7月に寄せられた相談は5263件。ただ、電話がかかってきたものの何も話さずに切ってしまうなど、相談につながらなかったケースが791件あった。同協会の担当者は「話したくても話せないという子はたくさんいる。身近な人が気付いて助けてあげないといけない」と話している。
参加無料、事前申し込み不要で、定員は200人。問い合わせは同協会(☎0742・35・0500)。
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