【生け花】初秋にみる鶏頭の風情
2015年10月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
須山雅仁(大和未生流)
【花器】古丹波
【作意】鶏頭は夏から秋にかけて咲く。あちこちでよく見かける花である。しかし古くから、この花は秋の花として多くの人の心を捉えてきた。それは真っ赤な鶏頭である。夏の凛とした姿も美しいが秋には、そのあざやかさが際立つ。
垂れ下がる崖を思わせる力強い生命力がある松と合わせることで、鶏頭の秘めた美しさを生けてみた。力強い松の中で鶏頭は可憐ですらあった。
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