橿原市長選舌戦スタート 現職と新人の一騎打ち 新庁舎建設問題争点に
任期満了に伴う橿原市長選と市議補選(欠員1)が18日告示された。市長選には、現職で3選をめざす森下豊氏(57)と、新人で元県議の神田加津代氏(71)=自民、公明推薦=がいずれも無所属で立候補。市が近鉄大和八木駅前に計画するホテルが入る新庁舎建設の是非が最大の争点で、保守層を2分する激しい選挙戦がスタートした。
森下氏は橿原神宮会館で出陣式を行い、荒井正吾知事や県下の多くの市町村長、自民・民主の市議、経済団体の関係者らが応援に駆けつけた。森下氏は「ホテル誘致は大きな経済効果をもたらす」と計画の実現に全力をつくすことを強調。その後、選挙カーで市内を回り支持を訴えた。
神田氏は近鉄大和八木駅北側で出陣式。田野瀬太道衆院議員や堀井巌参院議員、公明の岡史朗県議らが駆けつけて応援演説。神田氏は「巨額の公費をかけてのホテル建設にはさまざまな問題があり、計画を白紙に戻さなければならない」と訴え、この後市内を街宣し、支持を呼びかけた。
市議補選には元職と新人の計3人が立候補した。
投票は25日の午前7時~午後8時、同9時から市中央体育館で即日開票される。17日現在の選挙人名簿登録者数は10万968人。
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