十津川村の猿飼橋、国が直接点検へ 自治体支援で
2015年10月20日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
国土交通省は19日、市町村では老朽化対策が難しい道路施設を国が直接点検する制度の平成27年度の対象に県内で十津川村の猿飼(さるかい)橋を選んだ。自治体管理の橋やトンネルの点検が義務化されたことに伴う支援策で、選定は2回目。
猿飼橋は昭和49年に建設された吊り橋。ダム湖をまたぎ、スリルがある風景に観光客にも人気のスポットだが、自治体だけでは点検が難しい箇所とされている。
点検の実務は地元の地方整備局などが担当し、施設の損傷状況や強度を調べ、対策を助言する。村の技術力では修繕などが難しいと判断した場合は、国が工事を代行することも視野に入れている。
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