ドローン事故にご用心! 県教委が寺社に注意喚起通達 飛行禁止の寺も
2015年10月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
小型無人機「ドローン」が国宝・姫路城大天守に衝突した問題などを受け県教委は21日、指定文化財の建造物について同様の事故が起きないよう防止体制の確立を促す通知を各市町村教委に文書で行った。各寺社の判断で飛行禁止とする看板を設置するなどして、注意喚起するよう求めている。
県教委は、寺社の境内でドローンが飛行し、落下して建造物を破損することを懸念。通知では、寺社など文化財所有者にドローンによる事故が起きていないか確認するとともに、飛行禁止の看板などを掲げ、周知するよう依頼している。
県内では、すでに興福寺が境内に「ドローンの操作・飛行を禁止する」といった看板を設置。東大寺や春日大社も、ホームページで境内での操作・飛行は禁止することを伝えている。
県教委文化財保存課では「これまで県内では事故は聞いていないが、最近、ドローンの目撃情報があった。姫路城と同じようなことが起こってほしくない」としている。
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