奈良時代のにぎわいを 大安寺で国際縁日 インド料理も
2015年10月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良時代、国内外の僧侶らの国際交流拠点だった大安寺(奈良市)に現在の留学生や住民らが集い、当時のにぎわいを再現する「大安寺国際縁日」が25日、開かれる。
大安寺は奈良時代に壮大な規模を誇り、渡来僧らが滞在して国内の学僧らが仏教を学んだ。国際縁日はこうした寺の歴史にちなむ催しで、住民らでつくる実行委員会の主催。今年で6回目となる。
午前10時~午後4時に県内大学の留学生やインド料理店などがブースを設けるほか、午後0時15分~3時半にインド古典舞踊や北インド古典音楽、南京玉すだれなどが披露される。
また今年は、インドから来日して大安寺に滞在し、東大寺・大仏開眼の導師を務めた僧、菩提僊那(ぼだんせんな)にちなんで在大阪・神戸インド総領事館のT・アムストロング・チャングサン総領事が「インドの仏教遺産」をテーマに特別講演する。信徒会館で午前10時半から。入場無料。
問い合わせは同実行委員会事務局(☎0742・94・5556)。
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