生徒574人分の個人情報入りUSBメモリー紛失 斑鳩中の女性教諭
斑鳩町立斑鳩中学校の女性教諭(51)が、生徒ら574人分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失していたことが22日、同校などへの取材で分かった。町教委は13日に事態を把握しながら公表しておらず、同校の安里昌義校長(59)は「町教委と相談した結果、校内で紛失した可能性が高いと考え公表しなかった」としている。
同校によると、女性教諭は今月9日午前、職員室内でUSBメモリーを使って教材を作成して帰宅。翌日午後5時ごろに自宅で作業しようとした際、なくなっていることに気づいた。校内や帰宅途中に立ち寄った公共施設などを探したが、見つからなかったという。
USBメモリーは教諭の私物。同校の1年生と卒業生の氏名や数学の成績のほか、教諭が顧問を務めるバドミントン部員の電話番号なども記録されていた。
同校では個人情報の校外への持ち出しを原則禁止しており、教諭は13日に校長に報告。16日に全校集会で生徒らに謝罪し、21日に保護者説明会を開いて経緯を説明したという。
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