保守層2分する激戦 橿原市長選25日投開票
任期満了に伴う橿原市長選と市議補選(欠員1)は25日投開票される。市長選には、現職で3選をめざす森下豊氏(57)と、新人で元県議の神田加津代氏(71)=自民、公明推薦=がいずれも無所属で立候補。市が近鉄大和八木駅前の市有地に計画する「ホテルが入る新庁舎」建設の是非を最大の争点に、保守層を2分する激しい選挙戦となっている。
森下氏は自民、民主の市議のほか、地元経済団体、市自治委員連合会など約60団体の推薦を受け、「県の玄関口である橿原にホテルを誘致することは、中南和地域の発展に重要。大きな経済波及効果をもたらす」と計画実現に全力をつくすことを主張。個人演説会や街頭で支持を訴えている。
神田氏は、田野瀬太道衆院議員や堀井巌参院議員のほか自民県議、公明の県議・市議らの支援を受ける。個人演説会やミニ集会を精力的に開催し、「駅前の一等地には経済効果の高い民間施設を税金を使わずに誘致すべき。『公設ホテル』計画は白紙に戻す」とし、支持を呼びかけている。
市議補選も投開票
市議補選には元職と新人の計3人が立候補している。投票はいずれも25日午前7時~午後8時に行われ、同9時から市中央体育館で即日開票される。17日現在の選挙人名簿登録者数は10万968人。
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