秋の豊穣に感謝、大神神社で「秋の大神祭」
2015年10月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
実り豊かな秋の豊穣に感謝する「秋の大神祭」が24日、桜井市の大神神社で行われ、巫女たちが優雅な舞を奉奏したほか、氏子らからなる子供みこしや太鼓台の行列が練り歩いた。
2千年以上の伝統を持つとされる秋の大神祭は、無事に営まれることを祈る23日の「宵宮祭」に始まり、無事に執り行われたことを感謝する「後宴祭」が25日に営まれ、幕を閉じる。
この日は拝殿に酒や米などの神饌が供えられた後、宮司の祝詞奏上に続き、4人の巫女が三輪山の神杉を手に神楽「うま酒みわの舞」を奉奏。秋の実りに感謝するとともに、氏子の安全を祈った。
午後には地元子供会の子供みこしや青年会の太鼓台計7台が拝殿前に集められ、参拝客や氏子ら約250人が祝った。
奈良市から訪れた広田みどりさん(53)は「雅楽と舞が一体となっていて本当に美しく、厳かな気持ちになりました」と話していた。
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