【ふるコレ】金魚のまちならでは、「飼育セット」人気 大和郡山市
全国有数の金魚の生産地、大和郡山市。毎夏、海外からも猛者が集まる「全国金魚すくい選手権大会」が開かれ、街中には改造された電話ボックスの水槽内で金魚が優雅に泳ぐ「金魚電話ボックス」なども並ぶ。
市によると、市内で金魚の養殖が始まったのは江戸時代中期。武士が〝副業〟として始めたのが明治維新後は農家にまで広く普及し、現在まで受け継がれてきたという。
そんな同市に1万円以上の「ふるさと納税」した人に贈られる返礼品で目を引くのは、なんと言っても「金魚と飼育セット」。市内の植村養魚場で育った5~6匹の金魚が、水槽、エアーポンプとセットでプレゼントされる。
生き物を記念品として扱っている自治体は全国でも少ないといい、「県外の納税者が好んで希望する」と市の担当者。ただ、発送翌日に届けられない北海道や東北地方、沖縄などには送れない。「金魚の世話ができる人が在宅している日時の日付指定」も必須だ。
選べる返礼品12種のうち、この「飼育セット」を含む3点が金魚関連。ほかの品々も地酒や銘菓セットなど、城下町として歴史を刻んできた市がほこる名産品だ。(浜川太一)
好きな自治体に寄付をすることで地域の特産品などがもらえる「ふるさと納税制度」。県内の自治体が寄付者に送るユニークな返礼品を「ふるさと納税コレクション」として紹介し、各地域の魅力を再発見します。
【関連記事】
奈良市、ふるさと納税目標は3億円! 返礼品に奈良団扇、包丁など24品追加
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)