マンツーマンで県の仕事紹介します 人材確保へ「県庁ナビ」始動
県の仕事を1対1で紹介します―。県人事委員会は県職員として働きたい人を対象に、希望する職種の職員がマンツーマンで職場を案内する制度を今月から始めた。その名も「県庁ナビ」。同委によると、都道府県でのこうした取り組みは東京都、大分県、和歌山県に続き4番目という。
県はこれまで、業務説明会や県庁見学会を実施してきたが、年に数回で日程も決まっていた。景気の回復傾向により民間への就職を希望する学生らが増える中、県職員の仕事をもっと知ってほしいと、個別の職場訪問を企画した。
「県庁ナビ」は、県職員に興味がある18歳から35歳程度の人が対象。同委のホームページで応募を受け付ける。希望する職種分野などに応じ、同委が案内する職員と応募者のマッチングを実施。出身大学のOB、OGを希望することも可能だ。訪問する日時は利用者と案内する「ナビ職員」との間で直接決める。
今月15日時点で、ナビ職員として新規採用職員からベテラン管理職まで61人が所属。担当者は「マンツーマンで職場を訪問することで、普段の仕事の様子や雰囲気を感じてもらい、県職員の業務や魅力を知ってもらいたい」と期待。「ナビ職員は事務から技術まで、幅広い分野に及んでいる。今後は全課にナビ職員がいるようにしていきたい」としている。
採用試験の受験申し込みから合格発表までの間は利用できず、利用は原則1人1回の利用。問い合わせは同委(☎0742・20・4430)。
県庁ナビのイメージ
①18~35歳ぐらいの利用者が県人事委員会に申し込み
②県人事委員会が個別訪問を受け付ける「ナビ職員」とマッチング
③「ナビ職員」と利用者の間で日時を決定
④マンツーマンで職場訪問
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