斑鳩の藤ノ木古墳石室特別公開 31日から2日間
2015年10月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
金銅製の馬具など豪華な副葬品が出土したことで知られる斑鳩町の藤ノ木古墳(6世紀後半)の石室が31日と11月1日の午前9時~午後5時、特別公開される。平成20年度から春と秋に実施され、石室を見学できる貴重な機会となっている。
秋季特別展「藤ノ木古墳と大和の横穴式石室-出土品との比較から見えるもの」も11月29日まで、斑鳩文化財センターで開催中。国宝の藤ノ木古墳出土品のほか、県内の横穴式石室のある古墳の出土品を展示。大人300円、高校・大学生100円、中学生以下無料。
11月3日、記念シンポ 刈谷俊介さんらが藤ノ木の30年語る
また、記念シンポジウムが11月3日午前10時から、いかるがホールで開かれる。「斑鳩 藤ノ木古墳の30年間の調査・研究成果を振り返る」をテーマに和田晴吾・立命館大名誉教授、前園実知雄・奈良芸術短大教授、俳優の苅谷俊介さんが話す。無料で、定員700人。
問い合わせはいずれも斑鳩文化財センター(☎0745・70・1200)。
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