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【秋の褒章】県内から8人受章 社会奉仕、その道一筋、公共の利益貢献  


 平成27年の「秋の褒章」(3日付発令)が発表され、県内からは8人が選ばれた。社会奉仕活動に貢献した人に贈られる「緑綬褒章」が2人、その道一筋に励んだ人の功績をたたえる「黄綬褒章」が2人、公共の利益に貢献した人を対象にした「藍綬褒章」が4人だった。荒井正吾知事による伝達式は4日、県庁で行われる。

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【黄綬褒章】「スズ屋」オーナー、上田好孝さん(66)=橿原市

旺盛な創作意欲、今もなお

上田さんがつくったケーキの上には、犬と鳥の表情豊かなマジパンが飾られている

上田さんがつくったケーキの上には、犬と鳥の表情豊かなマジパンが飾られている

  「人生は出会いですね」。そう感慨深げに話し、受章の喜びをかみしめた。

 葛城市出身。18歳で「森永乳業」に入社した。パック牛乳の製造ラインなどで働いたが25歳のとき、妻智子さん(63)と出会ったことで人生が一変する。

 3人姉妹の長女である智子さんの実家は、祖父の代から続く老舗菓子店。結婚相手には「跡継ぎ」が求められていた。迷いはあったが、「甘いもの好きで、物作りが得意」だったこともあり、「菓子作りに人生を賭けてみよう」と結婚後、退職。先代の友人の紹介で、奈良市と桜井市の菓子店で2年間、洋菓子やパン作りの手ほどきを受けた。

 そして昭和54年4月、スズ屋に入店。智子さんと両親との4人で切り盛りし、平成15年に先代が亡くなると「ベーカリー・スイーツ・カフェ スズ屋」に改め、オーナーとなった。

 ケーキなどの上に飾る「マジパン」を初めて知ったのは、30代前半で出場した「西日本洋菓子コンテスト」。砂糖とアーモンドをペースト状に練って人形や動物をかたどった砂糖菓子だが、当時県内ではまだバタークリームでの装飾が一般的で、「衝撃を受けた」と振り返る。

さまざまなマジパン

さまざまなマジパン

 コンテスト後、生まれつきの器用さを生かしてマジパンづくりの技術を磨いた。県洋菓子協会の青年部長として県内の若手パティシエらにも伝授。県全体の洋菓子づくりのレベル向上を図ってきた。

 昨年11月には、長男嘉規さん(36)が橿原市に洋菓子店をオープン。「父親の背中を見て育ってくれた」とほほえむ。現在はケーキを焼く傍ら、製菓学校で講演するなど、後進の育成にも力を入れる。

 「これからは柿やメロン、ブドウなど、旬の素材を旬に味わってもらえるケーキをたくさん作りたい」。旺盛な創作意欲は今もなお、尽きることはない。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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