認知症高齢者らの財産守れ、生駒市が権利擁護支援センター開設
2015年11月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
知的障害者や認知症高齢者の財産や権利を守ろうと、生駒市は４日、県内初となる「権利擁護支援センター」を、市福祉センター内（生駒市さつき台）に開設した。市民が窓口で直接、生活上の不安やトラブル、法的問題について相談できるようになる。
市福祉センターの１室を改修し開設された権利擁護支援センター室内
市ではこれまで、市社会福祉協議会がこうした機能を担ってきたが、一般市民が直接相談できる専門窓口はなかった。
センターには社会福祉士ら３人が常駐。知的障害を持つ子供の将来が不安、認知症の両親の財産管理を頼みたい―など、さまざまな相談内容を想定し、成年後見制度の利用に関する説明など、必要に応じたアドバイスを行う。
毎月第２、４木曜には弁護士が、第３木曜は司法書士が対応。予約制で、より専門的な相談にも応じる。
センター長に就任する社会福祉士、平林真由美さん（４１）は「障害者や高齢者の権利擁護に関心が高い地域になるよう活動していきたい」と話した。
開設は火曜～土曜の午前９時～午後５時（１２月２７日～１月５日は休業）。相談の予約、問い合わせは、支援センター（☎０７４３・７３・０７８０）。
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