幻の大仏鉄道の跡をたどる 14日にウオークイベント
100年以上前にわずか9年間だけ走った「大仏鉄道」の遺構をめぐる「幻の大仏鉄道ウォーク」が14日に行われる。市民団体「大仏鉄道研究会」の会員らがガイドとし、魅力や秘話を紹介しながら〝幻の鉄道〟の足跡をたどる。
大仏鉄道は「関西(かんせい)鉄道」が加茂-奈良間を結んだ約10キロの路線の愛称。明治31(1898)年に現在のJR加茂駅(京都府木津川市)と奈良市法蓮町にあった「大仏駅」間が開通、東大寺の大仏観光に訪れる人々でにぎわったが、40年に別のルートが開通し、廃線となった。
イベントを共同開催する奈良市と木津川市には遺構が今も残っており、両市は今年2月、遺構をめぐるルートや見どころを紹介したマップを作成。当日はJR加茂駅から出発、12カ所の遺構などをめぐる。
定員200人で、参加費200円。問い合わせは奈良市観光振興課(☎0742・34・5135)。
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