【春高バレー】男子、5連覇目指す添上に死角はあるか 7日1、2回戦
「春高バレー」として開催される「第68回全日本バレーボール高校選手権」県大会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)が7日、開幕する。男子は28チーム、女子は37チームが出場し初日は男子1~2回戦、翌8日は女子1~3回戦が行われる。決勝は22日。
男子は今夏インターハイ予選を制した添上が5連覇を目指す。注目の出場校や選手を紹介する。
5連覇を目指す添上は春高、インターハイを経験した3年生が全員残っており、今年は県内で負け無し。北川賢監督は「前回の春高を経験している選手も多く、経験値は高い。5連覇というプレッシャーはない」と自信を見せる。
要となるのはミドルブロッカーで主将の南浦仁と、エースの前田進之介、レフトの長田智己の3年生3人。前田はジャンプ力を生かした高い打点からのスパイクで相手のブロックを打ち抜く。長田はフェイントや時間差など多彩な攻撃を駆使する技巧派プレーヤーで、南浦も素早い連係プレーが得意。北川監督は「昨年よりも攻撃力は高い」と評価している。
練習はランニングやジャンプ練習などが中心の「朝練」に加え、放課後にはブロック、レシーブ、サーブカットなど、守備に重点を置いたトレーニングを3時間以上。週末には三重県や滋賀県など、県外の全国大会常連校との練習試合を重ね、経験を積んできた。
北川監督が就任以来、4年連続で春高の県予選を制してきたが、全国大会は未勝利に終わっている。前田は「今年の春高の一関修紅(岩手)戦は2セット戦ってスパイクが1本も決まらず、悔しい思いをした。今度こそ勝利をものにしたい」と力を込める。
主将としてチームを引っ張る南浦も「高校最後の年。何としても全国で1勝し、自分たちのバレーを貫きたい」と雪辱を誓っている。
インターハイ県予選でも天理戦以外はストレート勝ちするなど、隙のない強さを見せつけた添上。経験を積み重ねたチームの5連覇はなるか、注目される。
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