迫力の「宮元地車」彫り物が特別展示 大和高田市美術展 15日まで
2015年11月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大和高田市の市美術展覧会(市展)が12日、市文化会館「さざんかホール」で始まり、平成元年ごろまで曳行されていたという「宮元地車(だんじり)」の彫り物が特別展示されている。15日までの午前9時半~午後7時(最終日は午後3時まで)。
大和高田市の市展は今年で57回目。日本画、洋画、書芸、写真、陶芸、彫塑の6部門で市内外の16歳以上から公募し、高校生を含む一般193点と招待67点が展示されている。
特別展で展示されている宮元地車は、大和高田市の東部地域の15町で運営していたものの、元年ごろに曳行が休止、5年ごろに廃絶した後、行方がわからなくなっていたという。
能の演目にもなっている「石橋」などを題材にしたという「見送り」の彫り物や、屋根飾りの獅子の彫り物など迫力ある彫り物を見ることができる。
市生涯学習課では「貴重な地元の文化遺産を多くの方に見ていただきたい」としている。
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