11階建てホテルと13階建てマンション JR奈良駅西側開発プラン公表
奈良市のJR奈良駅西側の市有地(約2500平方メートル)を購入したフクダ不動産(橿原市)は13日、ホテル「ピアッツァホテルJR奈良駅前」と分譲マンション「ピアッツァコート奈良駅前」を建設すると発表した。平成29年3月竣工予定で、ホテルは同年のゴールデンウイーク前の開業を目指す。
ホテルは地上11階、地下1階建てで、延べ床面積約8400平方メートル。シングル110室、ツイン25室、スイート2室とハンディキャップルーム1室を備え、飲食店など9店舗が出店予定。料金は「シティホテルとビジネスホテルの中間」を想定している。
マンションは地上13階建てで、延べ床面積約8700平方メートル。3LDKと4LDKを計84戸、3千万~4千万円前後で販売する。
この土地をめぐっては、市がホテル誘致を目指して20年に東京都の不動産管理会社に10億円で売却したが、同社が経営破綻。21年に市が8億円で買い戻し、今年1月に行った一般競争入札でフクダ不動産が12億110万円で落札した。会見したフクダ不動産の福田文彦代表取締役は「奈良観光に来た人に楽しんでもらえるようなホテルにしたい」と話した。
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