裁判費用ムダ、オンブズが天理市監査委員の監査請求
天理市議に政活費の一部返還を求めた住民訴訟に費用がかかったのは市監査委員の職務怠慢が原因として、天理市民オンブズマンが17日、市監査委員2人に裁判費用21万6千円の弁済を求める住民監査請求を行った。
オンブズは昨年9月、天理市議1人が一眼レフカメラなどの購入に政活費13万4千円を支出したのは違法として住民監査請求を行ったが棄却され、奈良地裁に提訴。だが公判中、市議が市に全額返還を申し出たため、訴訟を取り下げた。
オンブズは「監査請求段階で正しい判断がされれば訴訟には至らず、裁判費用も発生しなかった」と指摘。「監査委員の姿勢は『棄却ありき』で市民の意見を無視している」とした。
市監査委員は18日に委員会を開き、請求を受理するかどうかを含めた対応を検討するという。
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