「まほろばの出会い」奏でる、9月30日と10月1日 東儀秀樹さんらコンサート
奈良市の春日大社で続く20年に1度の社殿大改修「第六十次式年造替(ぞうたい)」を記念するコンサート「まほろばの出会い」(産経新聞社主催)が9月30日と10月1日、県文化会館国際ホール(奈良市登大路町)で開催される。
「第一夜」の30日は、雅楽師の東儀秀樹さん、バイオリニストの古澤巌さん、アコーディオニストのcobaさんが、トリオ「TFC55」として出演。「第二夜」の10月1日は古澤さん、cobaさん、三味線プレーヤーの上妻宏光さんが出演する。
TFC55は、東儀さんと古澤さんの公演にcobaさんがゲスト出演したことがきっかけで昨年結成。昭和34年生まれの3人の頭文字と結成時の年齢がトリオ名の由来になったという。
「異なる個性とギャップが音楽でも面白さを出している」と東儀さん。古澤さんは「オーケストラみたいなバンド活動をしているようなもの」、cobaさんは「この年にして寄り集まる意味を探っていくのが、とても面白い」と話す。
記念公演を前に「古都・奈良で何に出会えるか、神様に感謝しつつ、大きな期待を持って、ミッションを成功させたい」と古澤さん。春日大社での奉納演奏も予定しており、かつて宮内庁の楽師を務めた東儀さんは「雅楽を大切にされている春日大社で、3人でコミュニケーションできるとは、楽師として意味深いものを感じます」と語る。
公演は両日とも午後6時半開演。問い合わせはセクターエイティエイト(電06・6353・8988)。
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