交通安全の願い込め 6寺の住職揮毫のカレンダー 奈良署が配布
2015年12月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
交通安全をテーマに奈良市内6寺の住職が揮毫した書を寄せた「交通安全カレンダー」が、奈良署で無料配布されている。同署は「カレンダーを通じ、交通安全の意識を日頃から高めてほしい」と呼びかけている。
県交通安全協会と同署が管内にある寺の住職の協力を得て2千部を作成。大安寺の河野良文貫主は「大安寺の『安』から、安心・安全、交通安全などの『安』を選んだ」と、「安」の一文字。東大寺の筒井寛昭別当は「自然の摂理のままに終わりの日まで生の道を歩もう」との意味を込め、「帰去来」と揮毫した。
県内の交通事故発生件数(今月16日時点)は、人身事故が4887件(前年同期比760件減)、死亡者数は45人。一方、同署管内では、人身事故が828件(同169件減)と減少傾向にあるものの、死亡者数は8人で、前年同期より2人増えている。
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