汚職の課長補佐を懲戒免職 奈良市 「意識改革徹底する」と市長
2015年12月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は22日、産業廃棄物の掘削調査をめぐり、業者に便宜を図った見返りに現金400万円を受け取ったとして収賄罪に問われ、奈良地裁で公判中の市開発指導課長補佐、芝口建士郎被告(48)を懲戒免職処分にしたと発表した。管理監督責任を問い、上司の男性課長(54)を訓告処分とした。
また、市道で除草や樹木の伐採作業をしていた市職員3人を脅すなどしたとして、公務執行妨害容疑で検挙された市まち美化推進課の男性臨時職員(52)を戒告処分とした。
仲川げん市長は「信頼回復につながるよう、全庁的な意識改革を徹底する」とのコメントを発表した。
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