インフルエンザ流行の兆し 手洗い、うがい、マスクの徹底を 県が注意報発令
県内でインフルエンザの患者数が1月下旬から急増し、流行の兆しを見せている。県は4日、インフルエンザ流行の注意報を発令。「重症化する恐れがある妊婦や乳幼児、高齢者は特に注意が必要」として手洗いやうがい、マスクの徹底を呼び掛けている。
県によると先月25~31日の1週間、インフルエンザの患者数を調査する県内54カ所の定点医療機関から報告された患者数は、前週の2倍以上となる745人に。注意報発令の規定値である1カ所あたりの患者数10を超えた13・8となった。最も患者数の報告が多かったのは大和高田、橿原、桜井、葛城市などを管轄する「中和保健所」管内で、17・09だった。
年齢別にみると、0~9歳が最多で390人、続いて10~19歳で192人、40~49歳で52人だった。県によると、昨シーズンのインフルエンザ注意報は12月8~14日の週に出されており、今シーズンは7週遅い発令。担当者は「昨シーズンと比べると、今冬は暖かい日が多いのが特徴といえるが、それがインフルエンザの流行と関係しているのかどうかは分からない」と話している。
今シーズンのインフルエンザの流行は全国的には1月初めから始まり、患者数が急増しているという。県は予防として、こまめな手洗いやうがい▽マスクの着用▽十分な休養とバランスの取れた栄養摂取▽室内の乾燥を避け、適度な湿度を保つ―など対策を呼び掛けている。
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