手塚治虫さんの「火の鳥」原画展示 平城京歴史館 奈良朱雀高生もPRに一役
漫画家、手塚治虫さんの原画を展示した企画展「奈良と火の鳥~手塚治虫が描いた やまと~」が奈良市の平城京歴史館で開かれている。3月6日まで。 会場には、手塚さんの代表作の一つで12編からなる「火の鳥」から、奈良時代を舞台に描かれている「鳳凰編」と「ヤマト編」の原画103点が並ぶ。「火の鳥」を題材にした企画展は県内で初めて。
担当者は「原画からは、(手塚さんが)奈良を好きな気持ちがよく伝わってくる。原画で描かれた場所の写真も一緒に展示しているので、ぜひ訪れてみて」としている。
開館は午前9時~午後4時半。入館料は一般500円、高校・大学生250円、小中学生200円。月曜休館。問い合わせは同館(☎0742・35・8201)。
企画展を多くの人に知ってもらおうと平城京歴史館は「火の鳥」のモデルとなった神獣「朱雀」にちなみ、県立奈良朱雀高校(奈良市)と連携したPR活動を展開。同校のビジネス企画部が「平城京歴史館高校生PR隊」として天平衣装を身にまとい、奈良や大阪の駅でチラシを配ったり、インターネットで企画展の画像や動画を配信するなどしている。
同校3年の堀出萌衣さんは「じっくりと原画を楽しんでもらいたい。この企画展をきっかけに奈良に興味を持ってもらえれば」と話した。
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