豊田トンド山古墳の発掘成果など公開 天理市文化センターで
2016年02月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理市教育委員会が平成26年度に行った市内の遺跡発掘調査の成果を公開する「冬の文化財展」が同市文化センターで開かれている。3月6日まで。
市教委が行った7件の発掘調査成果を、調査時の様子を伝える写真やパネルで紹介。「豊田トンド山古墳」は、直径約30メートルで7世紀前半ごろの円墳で、大型の横穴式石室を備え、ヤマト政権の武器庫でもあった石上神宮を見下ろす高台にあることから、当時の政権に近い有力者の墓だった可能性もあるという。
展示では、古墳の築造時期を推定できる須恵器や埴輪などの出土遺物も多く紹介。市が持つ歴史遺産の豊かさを再認識できる展示になっている。
開館は午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは、同市教委文化財課(☎0743・65・5720)。
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