働き方変えよう、空き店舗をオフィスに 天理市
天理市は、天理本通り商店街の空き店舗などを活用し、情報通信技術(ICT)を使うことで職場から離れた場所でも働ける「テレワーク」の拠点施設を整備すると発表した。
テレワークは、インターネットなどを利用し、時間にとらわれず、自宅やサテライトオフィスなどで働く柔軟な働き方で、業務の効率化やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の向上を目指し、国が導入を進めている。
天理市は、働き方を改革することで、若年層の市外転出や人口削減を抑えようと、拠点施設の整備を計画。商店街の空き店舗と旧福住幼稚園(同市福住町)の園舎を改修し、机やパソコンを整備してテレワークが可能な場を提供する。
市は、整備のための関連費用約3900万円を含む3億5288万円の一般会計補正予算案を、8日開会の定例市議会に提案する。
並河健市長は「柔軟な働き方を提供することで、子育て中の女性などの雇用機会も増やしたい」としている。
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