どっぷりアート漬け、11月末まで642イベント 県大芸術祭Walkerも発行
県内各地で音楽や演劇などの芸術イベントを開催する「県大芸術祭」(県主催)が1日から始まっている。「県芸術祭」として開かれていたイベントを昨年から改称し、規模も拡大。今年は11月末までの期間中、昨年の約1・5倍の600超のイベントを開催予定で、県では公式ガイドブック「奈良県大芸術祭Walker」を無料配布している。
文化や芸術に県民が触れる機会を拡大することで、県の文化都市としてのブランドを高めようと企画。クラシックコンサートや落語、演劇、絵画展など、県内で活動する芸術団体がジャンルやプロ・アマを問わず、さまざまなイベントを開催する。昨年は約400イベントが行われ、約97万人が参加した。
今年は642イベントを予定。昨年に続き、関西エリア情報誌「関西ウォーカー」を発行するKADOKAWAと連携して製作した公式ガイドブック「奈良県大芸術祭Walker」を、県庁や近鉄奈良駅などで無料配布している。
10月10日には、「風の彫刻家」として世界的に有名な新宮晋氏のウインドキャラバンのオープニングセレモニーを県庁前で開催。11月7~13日には、大和郡山市のイオンモール大和郡山に「県民きらめきステージ」が設置され、約50団体によるフラダンスやジャズなどが披露される。
同祭実行委員会は「芸術というと堅苦しく聞こえがちだが、若者からお年寄りまで楽しめるイベントがたくさんあるので、気軽に訪れてほしい」としている。問い合わせは同実行委(電0742・27・8478)。
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