医療と介護の拠点 天理市立メディカルセンター完成 4月1日から診療開始
2016年03月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理市立病院を衣替えした「市立メディカルセンター」(同市富堂町)の新施設が完成し、27日竣工式が行われた。来月1日から運用を始める。休日応急診療所がセンター内に移転し、「365日医療」の実施のほか、専門職による介護予防教室や健診を充実させ、地域包括ケアの推進を図る。
センター(3階建て)は市立病院の敷地内に新設。指定管理者の社会医療法人高清会が運営する診察室(小児科、外科、内科、婦人科)や睡眠時無呼吸症候群の専門診療機関、健診センターを設置。健診では予防面を重視し、MRIが新たに導入され、脳ドックが可能になった。
市保健センター内にあった休日応急診療所がセンター2階に移転し、日曜祝日や年末年始も対応する。
専門職員が健康や介護に関する相談を受け付ける「まちかど相談室」、医師らが介護予防教室などを開く「地域包括ケア広場」もつくり、医療と介護が連携する体制を整備した。並河健市長は「医療と介護を結ぶ場として機能させ、地域包括ケアを推進したい」と語った。
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