「粘り強さで五輪がんばる」 女子マラソン・伊藤選手が奈良市訪問
来年8月にブラジルで開かれるリオデジャネイロ五輪の女子マラソン代表に内定した伊藤舞選手(31)が10日、奈良市役所(奈良市)を表敬訪問し、仲川げん市長に五輪への意気込みを語った。
伊藤選手は奈良市出身で私立京都橘高校で陸上を始めた。8月30日に北京(中国)で開催された世界陸上選手権女子マラソンでは、出場した日本人選手トップの2時間29分48秒をマーク。7位入賞を果たし、五輪出場が内定した。
伊藤選手は仲川市長から奨励金や花束を受け取った後、「奈良の子供たちに伝えたいことは」と問われると「私の走るきっかけは奈良の市民マラソン。子供にも走ることを好きになってほしい」と笑顔を見せた。
市立平城東中学時代、学校に陸上部がなかったためバレー部に所属していた伊藤選手。高校時代は奈良市民マラソン5キロの部で2年連続優勝している。仲川市長から「五輪では1つでも上の成績を目指して」とエールを送られ、「自分の持ち味は粘り強さ。それを生かし、五輪では少しでも上を目指して頑張りたい」と意気込んだ。
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