薬草と漆器テーマに展示 かつて栄えた下市町で 13日まで
2015年09月12日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
かつて下市町で栄えた薬草栽培と漆器をテーマにした展示「薬草と下市漆器展」が11日、同町の下市観光文化センターで始まった。
町では江戸時代の享保年間(1716~1736年)に幕府の採薬使、植村佐平次が訪れ、薬園を開いた。同じ時期、普段使いの下市漆器の生産も盛んで、全国的に広がるほど栄えた。
展示では町在住のフラワー装飾技能士、菊田仁郎さん(86)が収集した漆器を花器に、町内で採集した薬草を飾った。弁当箱にリンドウや小ギク、ベンケイソウなどがあしらわれた作品や、クリ、アケビなどの薬木を飾ったものなどが並んでいる。
13日まで、入場無料。開場は午前9時~午後5時(13日は午後4時まで)。
【関連記事】ふるさと復興協力隊員の森さん、家具工房を奈良・下市町に開設
【関連記事】町営温泉施設が無許可営業 奈良・下市町
【関連記事】元気に遊ぼう「ごんたくん広場」 奈良
【関連記事】1泊2日「漢方ツアー」奈良県と奈良交通が連携、企画
【関連記事】「重点道の駅候補」、奈良県は3カ所 地方創生の起爆剤になるか
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)