すっきり、しっかり 「奈良のひや酒」19日発売 共通ブランド第5弾
奈良の地酒を普及する活動をしている「奈良のお酒を推進する実行委員会」は、県内屈指の酒蔵自慢の清酒を共通ブランドで販売する第5弾として、「奈良のひや酒」6種を9月19日に発売する。今回は、ビンの色をグリーンで統一し、さわやかなイメージを演出。「すっきり、しっかり」の味わいといい、「初秋以降にも冷や酒を楽しんでほしい」としている。
共通ブランドの取り組みは2年目で、今年5月に発売した「奈良の夏冷酒」は計約8千本を売り上げた。秋の発売は昨年の「奈良のひやあがり酒」に続く企画。前回は消費者などから「ひやあがり」という言葉がわかりにくいといった声があり、冷酒でも楽しめる熟成された清酒として名称を「ひや酒」とした。
いずれも原料米は県産米。夏冷酒とは違うすっきりとした飲み口でありながら、しっかりとした味わいが醸し出されている。
容量は500ミリリットルで、1本税別980円。6種で計5500本を販売する予定で、県内の酒販店などで購入できる。実行委員長を務める酒類卸売会社「泉屋」(奈良市)の今西栄策社長は「それぞれの酒蔵の個性もあり、飲み比べも楽しんでほしい」と話している。問い合わせは泉屋(電0742・26・1234)。
今回の参加酒蔵と銘柄、原料米は次の通り。
今西清兵衛商店「春鹿」=純米酒(ひのひかり)
奈良豊澤酒造「豊祝」=純米吟醸酒(露葉風)
八木酒造「升平」=純米吟醸酒(露葉風)
梅乃宿酒造「梅乃宿」=純米吟醸酒(ひのひかり)
今西酒造「三諸杉」=辛口純米酒(露葉風)
北村酒造「猩々」=純米吟醸酒(きぬひかり)
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