イロイロな色の瓦の世界を味わって 帝塚山大付属博物館で特別展示
平安時代や中国の明、清朝時代などの「色瓦」を並べた特別展示「色 いろ イロな瓦-色瓦の世界」が、帝塚山大学付属博物館(奈良市帝塚山)で開かれている。7月2日まで。
緑や黄、金の瓦に分けるなどして約50点を紹介。緑の瓦は平安時代の緑釉均整唐草文軒平瓦や緑釉丸瓦など、黄の瓦では中国の明、清朝時代の黄釉龍文軒丸瓦などがある。金箔の瓦は日本で安土桃山時代に生まれたといい、会場では試作復元された彦根城天守の金箔鯱瓦(大きさは実物の3分の1)などを展示。清水昭博館長は「瓦は地味なイメージだが、カラフルなものもあり、調べると歴史もある」と話す。
日曜休館。開館は午前9時半~午後4時半。入館無料。25日には午後2時から、同大学奈良・東生駒キャンパスで市民大学講座を開催、清水館長が「色瓦のはなしⅣ-安土桃山時代・金箔瓦の世界」をテーマに話す。
問い合わせは帝塚山大学付属博物館(☎0742・48・9700)。
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