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正しい靴の選び方伝授 生駒で専門家の講座 20日

 正しい靴の選び方など足の健康について学ぶ講座「足にも人にも優しい話~足の健康と素敵な靴とのかけ橋」が20日、生駒市の南コミュニティセンターせせらぎ小ホールで開かれる。
 生駒市図書館南分館が市民同士の交流などを目的に、市にゆかりのある人を講師に招く「みなみの図書館『未在亭』」の7回目。「未在」とは禅の言葉で「まだまだ学ぶべきことがある」という意味で、「亭」は奈良時代にできた日本最古の図書館「芸亭」にちなんでいる。講師の話から興味と関心を広げ、生涯学習につなげてほしいとの思いを込めた。
 講師は健康靴専門店「アルコ」(生駒市東松ケ丘)の店主、西岡光雄さん。足の悩みに関する無料相談を行うほか、足に合った靴を提供しており、講座でも足の健康や外反母趾などのトラブル、正しい靴の選び方について分かりやすく解説する。
 対象は市内在住か市に通勤通学する人。参加費無料で定員50人。問い合わせは市図書館南分館(0743・77・0005)。

法華寺「ひな会式」 愛らしい善財童子並ぶ 7日まで 

本尊の前に並んだ約50体の善財童子=奈良市

 華やかな衣装に身を包んだ約50体の善財童子を本尊の前に並べ、国家太平を願う法要「ひな会式」が奈良市の法華寺で営まれている。7日まで。
 善財童子は53人の賢人を訪ねて教えを請い、普賢菩薩に出会って悟りを開いたとされる。訪ねた中には遊女や商人、子供もいたという。
 ひな会式は、永観2(984)年に書かれた仏教書「三宝絵詞」に記録が残る由緒ある法会。「ひな」は「小さい」を意味し、一説にはひな人形の起源ともいわれている。
 法要が営まれている間、本堂の十一面観音菩薩像(国宝)の前に並べられた高さ約30㌢の愛らしい善財童子を見ることができる。
 参拝時間は午前9時~午後5時。拝観料は大人700円。庭園との共通拝観券は同千円。問い合わせは同寺(0742・33・2261)。

75人が警察学校入校 「訓練で精進したい」

遠藤雅人本部長から辞令を受け取る入校生代表の桜木勇志巡査=奈良市

 県警察学校(奈良市)で4日、第350期初任科と第期一般職員初任科の合同入校式があり、75人が警察官や一般職員としての第一歩を踏み出した。
 入校式では、遠藤雅人本部長が「警察職員には奈良の治安維持という崇高な使命と責任が課せられている。常に前向きな姿勢で、職務執行に必要な教養を身につけてほしい」と訓示。新入校生代表の桜木勇志巡査(22)は「さまざまな事案に柔軟に対応できる警察官になれるよう、日々の訓練で精進したい」と抱負を述べた。
 新入校生は半年~10カ月間、共同生活を送りながら法律知識や逮捕術などの指導を受け、各署などに配属される。

高齢ドライバー「認知機能検査」などより早く 県警が高齢運転者支援室

 県警は、高齢ドライバーを対象とする認知機能検査や高齢者講習を円滑に進めようと、「高齢運転者支援室」を新設し、橿原市の運転免許センターで3日、発足式を行った。
 県内では高齢ドライバーの増加に伴い、免許更新の際に必要となる「高齢者講習」(70歳以上)と「認知機能検査」(75歳以上)の受講待ち日数が一時、全国最長に。そこで昨年から奈良署や運転免許センターなど、教習所以外で受講できるようにしたところ、受講まで平均129日かかっていた認知機能検査は、今年2月時点で10日と大幅に改善。高齢者講習も同109日から80日に短縮された。
 支援室は前川清之室長以下15人で構成し、3月27日付で運転免許課内に設置された。高齢運転者に関する部門を一元化し、受講待ちの日数のさらなる短縮を目指すとともに事故防止対策も強化する。
 遠藤雅人本部長は発足式で、「高齢者が関わる交通事故は高止まりの状況にある。一人一人と真摯に向き合い、事故減少を目的に活動してほしい」と訓示。前川室長は「交通事故のない大和路に向け、全力で取り組む」と意気込んだ。

「平成」と「令和」の純米吟醸をセットで 梅乃宿が5月2日から発売

改元に合わせて発売される「平成」と「令和」の日本酒セット

 梅乃宿酒造(葛城市)は、新元号の「令和」となり最初にしぼった日本酒と平成最後にしぼった日本酒をセットにしたギフト商品を5月2日に発売する。企画した営業部の井手陽子さんは「思い出に残る日本酒になると思います」とアピールしている。
 梅乃宿酒造では、10月から翌年5月中旬ごろまで日本酒を醸造しており、今年の改元に合わせ、平成生まれのスタッフたちが「他にない気持ちのこもった商品を」と企画した。
 平成最後の4月30日にしぼった純米吟醸「平成のお酒」(720㍉㍑)1本と、令和となる5月1日にしぼった純米吟醸「令和のお酒」(同)1本をセットにしている。
 平成のお酒は少し辛口ですっきりとした味わい、令和のお酒は少し甘めの口当たりで優しい味わいという。ラベルにはそれぞれ「平成」「HEISEI」、「令和」「REIWA」と印刷され、購入者がメッセージやイラストを書き添えて贈ることができるようになっている。
 予約の締め切りは今月20日。西暦に合わせた2019セット限定で、価格は1セット5千円(税抜き)。問い合わせは梅乃宿酒造(0745・69・2121)。

特殊詐欺、徹底捜査の専門部隊が発足 県警

県警捜査2課内に「特殊詐欺捜査室」が設置された

 県警は手口が巧妙化、多様化している特殊詐欺に対処する「特殊詐欺捜査室」を新設し、奈良市の県警本部で1日、発足式を行った。
 同室は志智則隆室長をトップに23人で構成し、同日付で捜査2課内に設置された。特殊詐欺事件を専門に扱い、捜査と被害予防の両面から総合的な対策を推進する。捜査2課によると、詐欺に使われている銀行口座や携帯電話などの「犯行ツール」を分析するほか、組織犯罪対策課と連携して被疑者の摘発に取り組む。
 発足式の冒頭、遠藤雅人本部長が小出智博捜査2課長に課名を記したプレートを交付。遠藤本部長は「特殊詐欺の発生は3年連続で100件を超し、依然として深刻な状況。犯行組織の壊滅と詐欺の撲滅を目指してほしい」と訓示した。
 志智室長は「詐欺の手口が年々巧妙になる中、部門を超えた捜査を推進し、一致団結して職務を遂行したい」と意気込んだ。

広陵町の観光まちづくりは「靴下」と「竹取物語」で アドバイザリー会議提言

 近畿観光まちづくりアドバイザリー会議(座長、吉兼秀夫・京都外国語大特任教授)は、今年度の重点支援地域に指定している広陵町の観光振興策について提案をまとめた。
 同会議は国土交通省近畿運輸局が設置し、学識経験者や旅行会社、運輸事業者らで組織。現地調査や地元関係者との意見交換などを通じ、広陵町の観光まちづくりの方向性を探った。
 提案では「観光資源としてのインフラが未整備で、来訪者が価値や満足を得られる仕掛けや情報発信が不十分」と指摘。町ゆかりの「竹取物語」や国内有数の生産量を誇る靴下などを例に挙げ、「住民が誇りに感じる『広陵町ブランド』の醸成が必要だ」と説いている。
 町役場で提案書の交付式が行われ、山村吉由町長は「さらに工夫できることがある。しっかりと取り組んでいきたい」と話した。

「アポ電」撃退せよ 迷惑電話対策装置に脚光

 個人の資産状況などを聞き出す「アポ電(アポイントメント電話)」を前触れとする詐欺被害が全国的に相次ぐ中、これらをシャットアウトする〝迷惑電話対策装置〟が脚光を浴びている。東京都江東区で先月、80歳の女性がアポ電を受けた後に殺害される強盗殺人事件が発生して以降、購入費の一部を補助している自治体には問い合わせが急増。奈良市危機管理課の担当者は「需要の高まりを実感している。市民の皆さんには制度を活用してほしい」と呼びかけている。
 県内ではこれまで、アポ電から犯行に及んだ強盗事件は発生していないが、息子や警察官をかたった不審電話は後を絶たない。県警生活安全企画課によると、不審な電話を受けたとの相談が、平成29年は1579件、昨年は1192件寄せられた。中には「300万円が必要になった。100万円くらいあるか」「いくらぐらいなら準備できそうか」|といったアポ電とみられる内容もあった。
 昨年1年間に県内で発生した特殊詐欺被害119件のうち、約75%が自宅の固定電話にかかってきた電話がきっかけだった。そこで大和郡山市と生駒市では28年、迷惑電話対策装置を購入した高齢者を対象に、1万円を上限に購入額の半額を補助する制度を新設。奈良市も同様の制度を昨年から導入している。
 迷惑電話対策装置は、呼び出し音の前に「この通話内容を録音します」とのメッセージが流れ、通話内容を録音する一方で、未登録番号や非通知の着信を自動的に拒否する機能を備えている。電話機に内蔵されているものと外付けするタイプがあり、外付けタイプの価格帯は1万円台~2万円台後半が主流という。
 今年度は3市で計約100件の申し込みがあり、奈良市では上限の50件の応募があった。購入者への聞き取り調査を毎年実施している大和郡山市には「不審な電話や勧誘が減った」「安心して電話に出られるようになった」「自動で警告や録音、応答してくれるので助かる」―といった声が寄せられているという。
 東京での強盗殺人事件後は「どの機種を買えば補助が出るのか」という問い合わせが急増。大和郡山、生駒両市は4月1日から新年度の申し込みを受け付け、奈良市も6~7月ごろに募集を再開する予定だ。

奈良もようやくサクラ開花 昨年より5日遅れ

サクラの名所、佐保川で咲き始めたソメイヨシノ=奈良市大宮町

 奈良地方気象台は29日、県内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。開花は平年と同じ日で、昨年より5日遅い。
 気象台職員が午後4時ごろ、奈良市の奈良女子大学付属中等教育学校にある標本木に6輪の花が咲いているのを確認。例年通りなら今後、1週間から10日で満開を迎える見通しという。

生駒の無許可盛り土、行政代執行が終了 

法面の工事が完了した現場=生駒市(県提供)

 生駒市西松ケ丘の住宅地で奈良市の業者が無許可で盛り土を行い、その一部が崩落した問題で、県が業者に代わって復旧工事をする「行政代執行」が28日、終了した。総工費約1億3600万円は今後、業者側に請求するという。
 現場は住宅地に隣接する民有地の斜面。業者が平成22年から盛り土を行い、地面に亀裂が生じた結果、29年10月の台風21号による大雨で盛り土の一部が崩落した。業者は県の是正命令に従わず、連絡も取れない状態が続いたことから、県が昨年3月に行政代執行に踏み切った。
 これまでに県では、約1300立方㍍の無許可盛り土を撤去。156本の鉄筋を斜面に埋め込むなどの工法で法面の強度を上げて固定したほか、雨水を流す水路も設置した。この日、現場では県県土マネジメント部の加藤仁志次長が行政代執行の終了を宣言した。

関電奈良支社が工業系高校生に実践的研修 県教委と確認書調印

確認書に調印する木村治久関西電力奈良支社長(右)と吉田育弘・県教育長

 県教委と関西電力奈良支社は27日、包括的連携協定に係わる地域人材育成の確認書に調印した。関電が県立の工業系高校の生徒を対象に研修カリキュラムを策定。高校生が新年度から受講する。
 県と関西電力は昨年5月、県内エネルギー政策の推進などを目的に包括的連携協定を締結。今回は、協定事項にある「次世代層のエネルギー知識・技術向上」に関し、県立工業系高校の生徒を対象に研修を計画、平成31年度は王寺工業高校の生徒に施設などで受講してもらう予定。
 この日は県庁内で、県教委の吉田育弘教育長と関西電力の木村治久・奈良支社長が確認書に調印。木村支社長は「電気について実践的なことを学んでほしい」と話した。

中川政七商店の新店、近鉄百貨店奈良店にオープン

奈良のものづくりの魅力を発信するコーナーを設けた「中川政七商店」の新店舗=奈良市

 日本の伝統工芸雑貨を製造・販売する創業約300年の老舗「中川政七商店」(奈良市)は今月、近鉄百貨店奈良店(同市西大寺東町)に新店舗をオープンさせた。関西最大の広々とした店内で、生活雑貨や奈良生まれの素材を生かした商品を展開している。
 美しさと機能性を兼ね備えた日本の工芸品を生活の中に根ざそうと企画した。「大和路 暮らしの間」と銘打ったコーナーは「地産地育」がコンセプト。奈良の特産品として知られる蚊帳生地のふきん、赤膚焼の食器、県産の靴下などを販売し、奈良のものづくりの魅力を発信している。
 また、「暮らしの道具」と題したコーナーでは、全国の職人やメーカーと共同開発した約1200点の逸品がずらりと並ぶ。
 店内では、県内で製造しているアイテムを紹介する企画展も開催する。企画展初回のテーマは「東吉野・川上村の木の道具」(4月16日まで)。さらに、月に1回程度のペースで、木工体験などを行うワークショップも開く予定だ。
 同社広報の佐藤菜摘さんは「日本の工芸品の知られざる魅力に直接触れてもらいたい。産地やメーカーとお客さまをつなげる役割を果たせれば」と話している。
 営業時間は午前10時~午後8時。問い合わせは中川政七商店の近鉄百貨店奈良店(0742・30・1810)。

「電気記念日」で講演など 奈良女子大でイベント

エネルギー産業の現状と課題について講演する竹内純子氏=奈良市の奈良女子大

 電気の恩恵を感じ、電気エネルギーへの関心を高めるイベント「電気記念日行事」が25日、奈良女子大学(奈良市)で開かれ、約170人の電気関係従事者らが参加した。
 明治11年3月25日に日本で初めて電気の明かりがともされたことを記念し、この日を「電気記念日」に制定。電気関係事業に携わる人たちでつくる同行事奈良地区実行委員会が毎年開催している。
 冒頭、実行委の高橋伸和委員長が「電気は情報通信や医療、防災など、私たちの命を守るシステムの至るところで活用され、今日までの社会を支えてきた。今後も必要不可欠だが、省エネルギーなど環境への配慮も忘れてはならない」とあいさつした。
 その後、NPO法人「国際環境経済研究所」の理事で主席研究員の竹内純子氏が「2050年のエネルギー産業 日本の現状と課題」と題して講演。竹内氏は原子力や再生可能エネルギーの現状などを解説した上で「これから電力の需要はさらに増える。原子力と再生可能エネルギーの両方で補っていくことが必要だ」と力説した。

全国のかき氷食べ比べ「ひむろしらゆき祭」開催

「ひむろしらゆき祭」でかき氷を堪能する女性ら=奈良市

 「氷の聖地」として知られる奈良市の氷室神社と奈良春日野国際フォーラム甍別館で23、24日、全国各地の有名かき氷店が集う「ひむろしらゆき祭」が開かれ、訪れた家族連れらが冷たく甘いかき氷を堪能した。
 製氷業界の発展やかき氷のブランド化を目的に実行委が平成26年から毎年開催。6回目となる今年は、県内のほかに岐阜県や静岡県などからも出店し、県産イチゴの「古都華」をふんだんに使ったかき氷やみたらし団子がのったものなど、工夫の凝らされた品々が並んだ。
 2日間で計約400人が来場。家族4人で大阪市から訪れた会社員の女性(38)は「これだけ多くのかき氷が集まる機会はなかなかない。毎年楽しみにしています」と満足そう。一緒にかき氷を食べた長女(5)は「甘くておいしい」と笑顔を浮かべていた。

生駒市の「本活部」が企画展開催 本をテーマに交流

 生駒市内の学生らが本をテーマに交流するコミュニティー「本活部@Lib×ライブ(リブライブ)」の企画展「平成の若者と昭和の大人~大人達は時代遅れ?~」が24日、同市小瀬町の南コミュニティセンターせせらぎ小ホールで開かれる。
 本活部では中学生から大学院生までの13人が、読書会や「本×○○」と題したイベントを開いている。今回のテーマは「本×過去」。参加費無料で申し込み不要。オリジナル缶バッジなどの物販コーナーも。問い合わせは生駒市図書館南分館(0743・77・0005)。

「小さなパン屋さんMOMO」開店10周年で記念フェア 23・24日

 指定障害福祉サービス事業所の働く広場・高円分場「小さなパン屋さんMOMO」(奈良市法蓮町)は、今月27日に開店10周年を迎えるにあたり、23、24の両日、同店で記念フェアを開催する。
 フェア当日は、開店10周年と日頃の感謝を込め、パン全品を一個100円で販売する。また、お菓子ハッピーセット(500円)も数量限定で販売する。
 23日は午前11時~午後5時、24日は午前10時~午後2時。商品がなくなり次第終了する。問い合わせは同店(0742・24・0081)。

「奈良筆まつり」開催、桜井高書道部が迫力の「大字揮毫」披露

「大字揮毫」を披露する県立桜井高校の書道部員=奈良市

 伝統工芸品の奈良筆を供養し、書道の上達を願う「奈良筆まつり」が21日、奈良市の菅原天満宮で開かれ、使い古した筆を持ち寄った参拝者ら約2千人でにぎわった。
 奈良筆に毛が使われる動物の供養や書道の普及を目的に、奈良筆の製造・販売業者らでつくる奈良毛筆協同組合が主催し、今年で40回目。
 この日は、県立桜井高校の書道部員12人が「大字揮毫」を披露。画仙紙に、楷書や隷書など4つの書体で「非常に大きな幸福」を意味する「遐福」を迫力たっぷりに書いた。また、3㍍四方の画仙紙には、「筆まつりが末永く続くように」という願いを込めて、「飛翔」「楽寿」と揮毫した。
 また、境内では毛筆の祖とされる古代中国・秦王朝の蒙恬将軍に感謝する神事や、奈良筆の製造実演、筆作り体験なども行われた。

桜のシーズン間に合った 吉野山ロープウェイ、23日再開

 平成29年にゴンドラが駅の施設に接触する事故があり、運休が続いていた「吉野山ロープウェイ」が、23日に運行を再開する。
 ロープウェイを運営する吉野大峯ケーブル自動車(吉野町)によると、国土交通省近畿運輸局が不良箇所の点検などを行い、問題がなかったため、運行を再開するという。
 運営会社の内田英史社長は「ご迷惑をおかけした。再開後は安全第一に運行したい」、吉野町の担当者は「桜のシーズンの春に運行再開が間に合ってほっとしている。たくさんの方に利用してもらえれば」と話している。

県内5人目、はしか発症 30代男性

 県は19日、県内に住む30代の男性会社員がはしかを発症したと発表した。県内では5人目。男性はすでに回復しているという。
 県によると、男性は5日から発熱し、18日に病院ではしかと診断された。その間、9日午前9時~正午に生駒市の市立病院を受診。その際、1階の受付や外来で不特定多数に接触した可能性があるという。
 男性は昭和57年に1回しかはしかの予防接種を受けておらず、免疫が不十分だったという。

「就職応援フェア」に300人 県内企業78社が参加

企業担当者の説明に熱心に耳を傾ける学生たち=奈良市

 奈良市のホテル日航奈良で18日、大学生や若年求職者を対象にした企業合同説明会「就職応援フェア」(ならジョブカフェ主催)が開かれた。製造業や金融機関など県内企業78社が参加し、学生らは真剣なまなざしで企業担当者の説明を聞いていた。
 この日は約300人が来場。会場はリクルートスーツ姿の学生らであふれ、熱気に包まれた。印刷会社や金融機関の資料を抱えいた奈良市の大学3年の女性(21)は「デザイン系の仕事に就きたいけれど、できれば実家のある奈良を出たくない。県内の企業はほとんど知らないので、業種を絞り過ぎずにいろいろなブースを回ろうと思う」と話した。
 男子学生に熱心に説明をしていた建設会社「中村建設」(奈良市)の採用担当者は「建設業界のことを学生はよく知らないので、どうしてもネームバリューのある大手に流れる。中小は新卒も中途も人が集まらず厳しい。きょうは最低3人にはブースに座ってもらって、仕事の魅力をアピールしたい」と話していた。

来たれ消防団、求められる若者 全国平均に遠く及ばない奈良の事情 

「消防団応援の店」の表示証を掲示している店舗=生駒市

 南海トラフ巨大地震などの大規模自然災害に備え、減少の一途をたどる消防団員を確保する取り組みが県内で始まっている。県が4月から学生の加入を呼びかけるほか、生駒市の一部店舗では消防団員に対する割引サービスなどの特典を導入。県の担当者は「県内では学生の数が少なく、危機感がある。加入してもらえるよう積極的に働きかけていきたい」としている。
 県内の消防団員数は8368人(昨年4月1日現在)。昭和40年には1万5400人いたが、平成11年に1万人を割り込み、年々減少している。このうち学生(大学生、大学院生、専門学校生)はわずか9人。47都道府県の平均に当たる97人には遠く及ばない。
 そこで県は、県内にある全ての大学と短大、看護学校で学生の消防団加入を働きかける。啓発チラシを配布したり、ポスターを掲示したりするほか、学生が集まるオリエンテーションの場でPR。学生分団を作り、初年度は30人の加入を目指す。
 奈良教育大や奈良女子大など8大学・短大は、大規模災害が発生した際の指定避難所に指定されている。学生は任務を限定した「機能別団員」として、避難所の運営や負傷者の応急手当てなどを担うという。
 来月、関西大に入学する18歳の男性は昨年12月、人に貢献する活動をしたいと地元の橿原市消防団に入団。「入団してから、災害への当事者意識を持つようになった。消防団の活動には学生の若い力が必要。災害が発生したときには、若者ならではの元気さで被災者を勇気づけられるのでは」と語る。
 消防団員として活動すれば証明書を交付する自治体もあり、就職活動の際に地域社会に貢献した実績をアピールできる。県消防救急課の担当者は「就活でPRできるので、学生にとってメリットがある。大学と協力し、防災に関心のある学生を見つけたい」と話す。
 また、消防団の活動に関心を持ってもらおうと、生駒市では今月から「消防団応援の店」事業を展開。登録店で消防団員が専用のカードを提示すると、さまざまな購入特典を受けられる県内初の試みだ。飲食店やドッグスクールなど5つの店舗が登録済みで、さらに7店舗が申請中という。
 生駒駅前の商業施設にある「陶磁館・イマジンハウス」も登録店の一つ。従業員の女性は「もっと加盟店が増え、消防団員の数も増えていってほしい」と期待を込めた。

「私からあなたへの万葉集」 短歌・俳句・川柳を募集

 故郷や親しい人への思いを短歌や俳句、川柳で表現するコンテスト「第16回私からあなたへの万葉集」が開催される。主催するボランティア団体「明るい社会づくり運動奈良」と明日香村教育委員会が作品を募集している。25日必着。
 平成16年から毎年開催しており、今回は「私たちの世界のかけがえのない愛おしさ」がテーマ。一般▽高校生▽中学生▽小学生―の各部ごとに短歌と俳句・川柳の作品を募集し、5月26日に明日香村中央公民館で入選発表会を開く。入選者には興福寺の多川俊映貫首ら、県内7寺院の関係者らが揮毫した色紙などが贈呈される。
 応募は明るい社会づくり運動奈良のホームページで応募用紙をダウンロードし、同団体または村教委事務局教育文化課の「私からあなたへの万葉集」係へ郵送する。
 問い合わせは、明るい社会づくり運動奈良(0743・52・7118)。

奈良交通1日フリー乗車券「聖徳太子ゆかりの里わんデイパス」販売 JRおおさか東線全線開業で

聖徳太子にゆかりのある地を「わんコイン」で周遊できる奈良交通バスの1日フリー乗車券「聖徳太子ゆかりの里わんデイパス」

 奈良交通は16日から、聖徳太子ゆかりの地をバスで周遊できる1日フリー乗車券「聖徳太子ゆかりの里わんデイパス」を発売を始めた。
 大阪府東部を南北に結ぶJR西日本の「おおさか東線」が同日、全線開業するのに合わせて企画。対象区間で奈良交通バスを自由に乗り降りでき、達磨寺や明神山(ともに王寺町)、法隆寺(斑鳩町)、信貴山(平群町)などの観光スポットを巡ることができる。
 大人500円、小児250円。千枚限定で6月30日まで販売。発売場所は奈良交通王寺案内所、王寺町観光協会、奈良交通JR奈良案内所、県猿沢インなど。問い合わせは奈良交通(0742・20・3100)。

献血に100人 新聞販売店関係者らキャンペーン

「日本赤十字社の献血に協力するキャンペーン」で、献血に協力する販売店関係者ら=大和郡山市

 新聞販売店でつくる日本新聞販売協会近畿地区本部の奈良・三重支部(的場利正支部長)は14日、「日本赤十字社の献血に協力するキャンペーン」を大和郡山市の県赤十字血液センターなどで実施し、県内の販売店関係者ら約100人が献血に協力した。
 同協会では、献血の推進と地域貢献のため平成13年から同キャンペーンに取り組んでいる。この日は県赤十字血液センターのほか、近鉄奈良駅ビル献血ルーム(奈良市)など県内4カ所で実施した。
 産経新聞生奈販売の田中淳志社長は「この活動を通じ、新聞販売に携わる人たちが地域に貢献できればうれしい。冬場は献血に来られる方が少ないので、協力してくれる人が増えるきっかけとなれば」と話した。

佐保川のカワヅザクラが満開 

佐保川沿いに咲く約20本のカワヅザクラ=奈良市

 サクラの名所として知られる奈良市の佐保川沿いで、カワヅザクラがきれいな花を付け、道行く人の目を楽しませている。
 カワヅザクラはソメイヨシノよりも1カ月以上早く開花する。奈良地方気象台によると、奈良市内では今月6日に最高気温17・1度を観測したほか、最低気温も平年より高い日が続いている影響で、一部は早くも葉桜に。同市の男性(69)は「この時期にサクラを見る機会は少ないので、うれしい」と話していた。

【知事杯学童野球】17チームの対戦相手決まる

抽選会で番号札を掲げる選手=橿原市

 県内17チームが参加する「高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント県予選大会(兼)第19回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会」(県軟式野球連盟主催、県スポーツ少年団、産経新聞社共催)の組み合わせ抽選会が、橿原市の市中央公民館で開かれた。大会は今月23、30、31日に五條市内の3会場で行われる。
 抽選会では、県内各支部の予選を勝ち抜いたチームの主将らがくじを引いて番号を発表し、対戦相手が次々に決まった。開会式の選手宣誓は、浮孔小野球部(高田支部)の松下蓮主将(小学校6年)に決まった。
 優勝チームは8月に東京で行われる「高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント大会」に、準優勝チームは7月に和歌山県高野町で開かれる「第24回記念高野山旗全国学童軟式野球大会」に出場する。

「ご入学おめでとう大会」に親子ら700人 なら100年会館

交通ルールを説明する警察官(左)とナポくん=奈良市

 今春、小学校に入学する子供たちを祝う「ご入学おめでとう大会」(産経新聞社など主催)が、奈良市のなら100年会館で開かれた。子供と保護者ら計約700人が参加し、小学校での生活や交通ルールについて学んだ。また、産経新聞社の編集企画室により、新聞紙で防災スリッパを作るブースなども設けられた。
 最初に、奈良市教委の担当者が「小学校は勉強し、強い体をつくり、優しくあたたかい心を作るところ。困ったりわからないことがあっても、先生が助けてくれるので安心して入学してください」と子供たちに説明。保護者に対しては「はきはきとした返事とあいさつを心がけ、生活のリズムを作り、自分を大切にする気持ちを育ててください」と話した。
 その後、県警交通企画課の威徳理香子巡査部長が、県警のマスコットキャラクター「ナポくん」と一緒に、道路標識や横断歩道の渡り方について説明。「信号が青になってもすぐに渡らず、右左、後ろを見てください」などと呼びかけた。

しゃべる「雪丸」登場、お経も観光案内もOK 王寺町

おしゃべりができるロボット「ユキマルトーク」=王寺町の達磨寺

 王寺町の公式マスコット「雪丸」とおしゃべりができるロボット「Yukimaru Talk(ユキマルトーク)」が誕生し、同町の達磨寺で報道陣に披露された。会話内容を認識して観光案内をしたり、お経を唱えたりすることができる優れものだ。4月1日から町地域交流センター内の雪丸ミニプラザに設置される。
 聖徳太子の愛犬と伝えられる雪丸は、人の言葉を理解し、お経を唱えたとされる。達磨寺には「雪丸像」がまつられており、町が平成25年に公式マスコットとして認定。町の観光・広報大使も務める。
 ユキマルトークは高さ35㌢、幅18㌢、奥行き37㌢。ソフトバンクのヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の開発にも携わったIT関連企業「ワントゥーテン」(京都市)が、自動コミュニケーションを可能とする会話エンジンを手がけた。
 観光案内、クイズ、おしゃべりの3つを基本機能として搭載。例えば「こんにちは雪丸」と話しかけると「こんにちは! あのさ、今日は何するの?」と質問が。「居酒屋に飲みに行く」と言うと「いいなぁ。でもお酒はほどほどにね。飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。行ってらっしゃい!」とユーモアたっぷりに返してくれる。
 また、法隆寺や信貴山など周辺の観光スポットをお勧めするほか、「観自在菩薩|」とお経を唱えるモードも。日本語で数百通りの会話ができるが、今後は会話のパターンを増やし、他言語にも対応させていくという。
 町はこれまでに、小型無人機「雪丸ドローン」や、紙芝居の読み聞かせができる「雪丸ロボット」を開発。ユキマルトークは県内外のイベントに出張し、町をPRする。聖徳太子1400年御遠忌を2年後に控え、平井康之町長は「雪丸をシンボルとして、聖徳太子の里である王寺町を観光振興の拠点にしていきたい」と話した。
 町は動画投稿サイト「YouTube」の「雪丸」公式チャンネルで、紹介動画を公開している。

【バンビシャス通信】Tシャツ付きチケット販売中 イラストは「スラムダンク」作者

イラスト入りのTシャツを着た橿原市出身の玉井健介選手。イラストは漫画「スラムダンク」の作者が描いた

 バンビシャス奈良は、今月2、3日に開催したホームゲームで、仙台89ERSに連勝しました。3日のゲームは残り1・9秒で仙台に逆転を許しましたが、ここで、今季一番のファンの応援コールが選手を後押し。ブザービーターでの劇的な逆転勝利となり、会場は大歓声に包まれました。
 2月16、17日の山形ワイヴァンズ戦に続き、ホームゲームは4連勝です。次のホームゲームは今月16、17日の熊本ヴォルターズ戦。今季初の大和郡山市での開催で、会場は金魚スクエアです。
 そして、漫画『スラムダンク』の作者、井上雄彦氏が描いたイラスト入りオリジナルTシャツが付いたチケット(1階席)を販売中です。このチケットは23、24、27日のホームゲームでも取り扱います。
 B2クラブライセンスを維持するため、今季の黒字化が絶対のバンビシャスは、来場者数を増やし、チケット収入をあげる企画を選手らが考案するなどし、来場者数は前年比約20%増で会場は盛り上がりをみせています。
 しかし、4月に行われる最終のクラブライセンス判定では、3月のチケット収入も考慮して判断が下されます。予断を許さない状況が依然続いていますので、ぜひ、会場での応援をお願いします。(バンビシャス広報 和田真智子)

蔵元・城陽酒造の「春の蔵開き」 10日開催

 限定の清酒「徳次郎」などで知られる蔵元・城陽酒造(京都府城陽市奈島久保野)の「春の蔵開き」が10日、同社で開催される。多くの屋台も並び、限定酒の販売や利き酒のコンテストも行われる。
 城陽酒造は京都府南部では唯一の酒蔵で、蔵開きには例年、近畿を中心に各地から大勢の日本酒ファンやピクニック気分の家族連れらが駆けつける。
 蔵開きでは、直売店限定量り売りや、定番から限定酒、梅酒などを手頃な価格で試飲できる。また、京都や奈良の人気・有名飲食店が自慢の料理を提供する屋台も数多く出店される。
 当日は午前10時~午後3時で小雨決行。問い合わせは同社(0774・52・0003)。

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