バス車窓からの死角を把握 奈良市、道路整備へ実証実験
2025年02月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
バスの車窓から歩行者が見えにくくなる死角を把握しようと、奈良市は、奈良交通自動車教習所(大和郡山市)で実証実験を行った。仲川げん市長らが教習用のバスを運転し、交差点の角や路肩にある植栽の陰に入った歩行者が発見しにくい状況を学んだ。

バスを運転して死角を学ぶ奈良市の仲川げん市長(右)。高さ0.9メートルの植栽の陰に入った子供の人形はほとんど見えない=大和郡山市の奈良交通自動車教習所
市道などの維持管理や整備に役立てようと初めて実施。教習所のコースに高さ2・4~0・9メートルの植栽を再現し、仲川氏らが運転する教習所のバスに市職員12人が同乗して車窓や運転席から植栽で生じる死角を確認した。
バスは約1キロを走行。植栽の高さが0・9メートルでも子供の場合は頭以外が見えなかったり、2・4メートルでは成人男性でも目前まで確認できなくなったりすることを体験した。
仲川氏は「歩行者が緑のある景色を求めているとしても、歩行者や乗客の安全や命を預かる運転者が危険と感じる目線と折り合いをつけることが重要だ。今後の道路整備に役立てたい」などと述べた。


































