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初期ヤマト王権にかかわる「マバカ古墳」 墳丘の裾見つかる、築造当時の形状手がかりに


奈良県天理市の大和(おおやまと)古墳群にある「マバカ古墳」(前方後円墳、全長約74メートル)で、天理市教育委員会は20日、墳丘の裾が見つかったと発表した。同古墳は道路が墳丘を通るなどして大きく形が変わっており、今回の発見は築造当時の形状を知る手掛かりとなりそうだ。

 

今年1月から調査が始まった後円部の区域=天理市

同古墳は3世紀後半~4世紀の古墳時代前期の築造とみられ、被葬者は判明していないが、初期ヤマト王権にかかわる重要な人物だったと推定される。

市教委は令和3年度から調査を実施。5年度の調査では、前方部と後円部の結節部分にあたる「くびれ」付近で、葺石(ふきいし)(古墳を保護するために斜面を覆う石)と基底石(葺石の基礎として最下部に積む大ぶりの石)の列を確認した。

さらに今年1月から始まった調査では、後円部を発掘。南端で人の手が加わった箇所が地層に見られ、基底石との位置関係から、墳丘の裾と考えられるという。

墳丘のくびれ部分で確認された葺石と基底石

調査を担当した村下博美・市教委文化財課主査は「未だに形状が分からない古墳を復元するための手がかりとなった。今後も調査を続け、保護に努めて史跡指定を目指したい」と話している。

現地説明会は22日午後1時半~3時半。

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