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聖徳太子と雪丸 心温まる絵本 王寺町作製、愛犬との交流描く


王寺町は、来年2月に町制施行100周年を迎えるのを記念し、平成26年に出版された童話「聖徳太子と愛犬雪丸のものがたり」をわかりやすくした絵本「聖徳太子と雪丸」を作製した。「雪丸」は町内の達磨寺(だるまじ)に像がある犬で、聖徳太子の愛犬とされる。心温まる内容で、町教育委員会の担当者は「子供たちが郷土愛を育むきっかけになれば」と期待している。

王寺町が作製した絵本「聖徳太子と雪丸」

伝承によると、雪丸は人の言葉が理解できて経を読め、死ぬときに同寺の境内にあるとされる達磨大師の墓の北東に葬ってほしいと遺言した。
童話「聖徳太子と愛犬雪丸のものがたり」は、こうした伝承をもとに、当時町教委の学芸員だった(現・町の学芸員)岡島永昌(えいしょう)さん(50)が執筆し、雪丸をモデルにした町マスコットキャラクター「雪丸」をデザインしたイラストレーターの松永路(みち)さんが挿絵を担当した。
今回、より低年齢の子供にも読んでもらうため、町はこの童話を絵本にすることを計画。岡島さんが童話のストーリーを短くし、絵は町出身のアマチュア画家、大木泰子(たいこ)さん(86)が描いた。背景を水彩画にする一方、人物や雪丸は切り絵を用い、独特の雰囲気を醸し出している。
絵本は雪丸が聖徳太子と出会って愛犬となり、この世を去るまでを描いている。大木さんは「雪丸と聖徳太子の交流を感じてもらえれば」と話す。漢字には振り仮名をつけ、幼い子供でもわかりやすくしている。
A4判で32ページ。3500部を作製。非売品だが、町施設や町立図書館に置いており、4月以降、小中一貫の町立義務教育学校2校にも配布する予定。同図書館(0745・73・3398)で貸し出している。

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