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法隆寺そばの観光案内所、民間会社に 観光協30年の歴史に幕、別団体設立へ


世界遺産の法隆寺がある奈良県斑鳩町の観光案内所「法隆寺i(アイ)センター」の管理運営を担う指定管理者が今年4月から民間会社のグループとなり、イベントに力を入れている。一方、3月まで指定管理者だった斑鳩町観光協会は解散し、30年の歴史に幕を下ろした。この民間会社のグループは今年度中に観光振興のための別団体設立を目指している。

今年4月から民間会社のグループが指定管理者となった「法隆寺iセンター」=斑鳩町

iセンターは法隆寺そばに立地。2階建てで延べ床面積約618平方㍍。1階には各種パンフレットが置かれ、観光客らへの案内業務を行い、2階は展示スペースなどがある。
町によると、iセンターは県が建設し、平成8年9月にオープンした。町観光協会も同年に任意団体として設立され、町がセンターの管理を協会に委託。指定管理者制度ができてからは協会が指定管理者となり、21年には一般社団法人化した。
指定管理者の任期は3年で、過去には公募せずに町観光協会が更新してきた。ただ今年3月末で任期が満了するのを前に、町は事業提案を伴う公募を実施した。関係者によると、町観光協会と、宿泊施設を展開する呉竹荘(くれたけそう、本社・浜松市)のグループが応募。審査の結果、呉竹荘のグループが選ばれた。町観光協会は指定管理料や町の補助金などで運営しており、指定管理者としての任期最終日の3月31日、総会で解散を決定。約30年の歴史に終止符を打った。
指定管理者が変わった4月以降、iセンターはイベントに力を入れている。5月にキッチンカーを出店したほか、7月には奈良市の奈良公園バスターミナルで町のPRイベントを実施。8月23、24の両日には「サマーフェス」を開催した。
iセンターのスタッフは「季節ごとにイベントをやっていきたい」と話す。町地域振興課の担当者は「新しいイベントを手掛けており、民間会社ならではの運営に期待したい」としている。
町観光協会の解散によって町の観光振興を担う主要な団体がなくなった。iセンターのセンター長で、呉竹荘グループの奈良パークホテル(奈良市)の山岡浩支配人は取材に「呉竹荘グループが中心となり、観光振興のための一般社団法人を今年度中に立ち上げることを目指している」と明らかにし、「これまでとは違う形で、斑鳩町の観光振興に寄与していきたい」と抱負を語った。(張英壽)

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