若草山焼き 山麓ゲート内など有料化 安全対策で6千人に制限

今年の「若草山焼き」=奈良市(比較明合成、恵守乾撮影)
古都に早春を告げる風物詩として知られる「若草山焼き」(毎年1月第4土曜日)について、県や奈良市などでつくる同行事実行委員会は11日、同市の若草山麓ゲート内など2エリアで来年、観覧を有料化すると発表した。間近で観覧できるゲート内は大勢が集まることから「人数を抑え事故を防止したい」としている。
若草山焼きは花火の打ち上げもある人気の行事で、新型コロナウイルス禍が明けて以降、訪れる人が増加。今年は周辺に数万人が集まり、斜面の山麓ゲート内には約1万人が入ったという。こうした中、有料化によって観覧者数を抑え、安全対策の充実を図る。
有料エリアとするのは、山麓ゲート内と奈良公園バスターミナル屋上。いずれも前売り券(2千円)を11月中旬ごろから販売する。山麓ゲート内は最大約6千人、バスターミナル屋上は約300人を想定している。両エリアとも、ふるさと納税の返礼品(寄付1万円につき1人)とする。
実行委事務局の県奈良公園室は有料化について「山麓ゲート内に多くの人が殺到するので、危険性を考慮した」と説明。収益は警備費用などに充てるという。
来年は1月24日に開催。若草山麓の野上神社で山焼きの無事を祈願する祭礼が行われた後、午後6時15分から花火を打ち上げる。山焼きは同6時半からで、約33㌶の草地に点火する。荒天の場合は中止。


































