大和郡山の城下町に古民家宿「帰々 KIKI」11月オープン 築90年リノベ

古民家をリノベーションした宿泊施設「帰々 KIKI」=大和郡山市
大和郡山市の城下町に11月、昭和初期の古民家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設「帰々 KIKI」がオープンする。空き家をリノベーションし、にぎわいを創出する「大和郡山まちづくり株式会社」が手掛けた。ぬくもりを感じられる和モダンの空間でくつろげるといい、関係者らは「城下町をめぐる拠点となれば」と期待を寄せる。(木村郁子)
同社は市のサポートを受け、空き家や使われなくなった店舗を飲食店などに再生する活動を令和元年にスタート。今回の古民家は7件目にあたる。

天井や欄間、床の間などを生かした和室
「何度でも帰りたくなる場所」を目指して「帰々 KIKI」と名付けた。同市新紺屋町にある古民家は、約90年前に建てられた木造2階建てで延べ床面積は約80平方㍍。約2年前に所有者が空き家バンクへの物件登録を市に相談したことがきっかけで、同社が譲り受けることになった。
今春からリノベーション工事を始め、8月末に完了した。はりや建具などはそのまま生かし、県産の吉野杉を床材に使用。キッチンや調理道具を備えたリビングのほか、2階には和室が2部屋ある。浴室には県産ヒノキ材を用いた。
9月に行われた完成式典には、上田清市長や同社の大垣満社長らが出席。上田市長は「来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』放映に向けて、市を訪問する人が増える中、秀長が残した『輪』が今もまちに息づいていることを、多くの人に体感してもらいたい」と期待を寄せる。大垣さんは「ここを拠点に、城下町の周遊を楽しんでもらえたら」と笑顔を見せた。
宿泊定員は2~6人。利用料金は1泊2人で3万1千円から。問い合わせはKISSA(080・1610・2671)。


































